ペットロスとなってしまい全く元気が出ない、
何も手につかずやる気がでない、このように悩んではいませんか?
新しい子を迎え入れる気にもならないし、どんな克服方法も試す気にも慣れない、
いつまでも落ち込んでいられないとわかっていても、どうすればいいのかわからないという人も多いと思います。
実は、ペットロスになると何もやる気が起きなくなってしまうのには、ある程度決まった原因があるんです。
この原因が分かれば、なぜこんなにも何もやる気が起きないのかが分かるため
少しは気持ちが楽になるのですが、
これを知らずに 悩んでいる人も多いです。
そこで今回は
『ペットロスでやる気がでない何も手につかない原因3選』
ということについて解説していきます。
この記事を読むことで
1、ペットロスでやる気がでない原因についてがわかり
2、何もやる気が起きなくても自分を責めなくていい理由についても分かるので
是非最後まで見ていってください。
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目次
はじめに
私たちは日々の生活の中で、失うことよりも誰かとの出会いや財産など、
何かを得ることに心の中心が置かれているように思います。
失うことは悪であり、多くを獲得することが富であると、
失わずに得てこそ人生が豊かであるのだと信じているようにも見えます。
しかし、人生において失うことは本当に全てが悪なのでしょうか?
人生において喪失はつきものであり、人生において喪失を通してこそ、
大切な何かに気がつくことができ、多くのことを学び成長していけます。
例えば、「失って初めてなくしたものの大きさに気がついた」
という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
今回の喪失から、どのようなことに気が付けたのか、どのようなことが自分にとってかけがえのないものなのかに気がつくことができ、ゆっくりと考えるきっかけになると思います。
とはいうものの、やっぱりペットロスは辛すぎる。
学びも成長も今は考えることなどできない。
何もやる気が起きないことをどうにかしたいと思われると思います。
ですから、今回は
『ペットロスでやる気がでない何も手につかない原因』
を3つ紹介していきます。
それでは早速本題に入っていきます。
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ペットロスでやる気がでない何も手につかない原因3選
1、「家族の死に対する心理的プロセス」を辿っているから
大切な家族を失った時、多くの人は「死に対する心理的プロセス」を辿ります。
大切な家族であるペットを失ったことで、あなたもこの心理的プロセスを辿っている段階かと思います。
今、自分がどのような心の経過を辿っているのかを把握することは、ペットロスの苦しみから自分はどんどんだめになってしまっていくんじゃないかと言った不安を軽減することにもつながっていきます。
ここでは有名な心理的プロセスを二つご紹介していきます。
まずはキューブラーロスの死の受容プロセスについてです。
アメリカの精神科医であったキューブラーロスは、、死を告知された患者は、どのような心理的変容をたどって死を迎えるかということについて、一つの臨床的研究を行い、患者の死に対する考え方と死の恐怖をどのようにして和らげるかという問題について、具体的に考える手掛りを提供しました。この心の反応は、死を告知された人の家族も同様に、辿っていくプロセスだと言われています。
死の受容プロセスは5つの段階に分けられています。
死の段階は、キュブラー・ロスが200人の死に臨んだ患者と面接し、そこから選んだ死の経過を記述したものです。
5つの段階は、
否認、怒り、取り引き、抑うつ、受容の5つに分けられています。
■一つ目の「否認」では
「そんなことはあり得ない」といい、死を認めることができません。
頭では理解しようと思っても感情的にその事実を否認しようとする段階のことです。
■二つ目の「怒り」では
死の否認という段階が維持できなくなると、なぜ自分がこんなめにあうのか?と死に選ばれたことへの強い怒りを覚えます。
■三つ目の「取引き」では
死ぬのは分かったが、どうにか少し遅らせてほしいといった願いや、これから心を入れ替えて悔い改めるのでどうか死を回避できないかと神様や仏様にすがります。
たとえば、「助かるのならば何でもします」などと祈ります。
■四つ目の「抑うつ」では
神に祈っても、回避できない死を悟り、悲観と絶望に打ちひしがれ、憂鬱な気分になる段階です。この時、何も手につかなくなり、何もかもやる気が起きなくなります。抑うつになると、不眠や食欲不振、倦怠感や情緒不安定などの症状も同時に起こってきます。
■五つ目の「受容」では
受容はこれまで生きることへ向けられていたエネルギーが、
それから離れることを意味します。苦痛との戦いが終わり、長い旅路の前の最後の休息の時がこれにあたります。つまり、死を拒絶するのではなく、自分の人生の終わりを静かに受け入れ平穏が訪れる段階です。
もう一つ心理的プロセスをご紹介します。
もう一つは、「悲嘆プロセス(死別を乗り越える過程)の3段階説」です。
この3段階では、急性期、中期、回復期の三つの段階で構成されています。
順番に解説していきます。
1段目の急性期では
ショックとを受け、頭が真っ白になる感覚の麻痺であったり、
身体的な感覚の変化を感じたり、激しく深い悲しみに陥り、号泣して涙が止まらなくなる段階です。
通常は、1~2週間です。
災害や事故の様な「予期しない死」の場合は、特に強いとされています。
例えば、ショックが大きすぎると頭が働かなくなり何も考えられなくなります。また、身体的な変化では、お腹がすかず何も食べる気が起きなくなったり、不眠であるにも関わらず眠れないなどです。
2段目の中期では
亡くなった対象に心がとらわれて執着する段階となります。
主に、数週間から1年程度と言われており、個人差は非常に大きいです。
抑うつ状態となりふさぎこんだり、また時には躁状態となり妙にはしゃいだりします。
精神的にはかなり不安定であるにも関わらず、外見的にはきわめて正常を装っており、一見元気に学校や会社へ行きます。
けれど、心の中では、激しい自責感があり、
不眠や食欲不振状態となったり、うらみ、怒りなどの様々な感情が出てくることもあります。
周囲からは、「早く元気になるよう」とせかされたり、
逆に少し元気な言動が出てきたことを責められたりすることで、辛さを感じます。
このような状態が1年以上続くこともあります。
しかし、これらのことは、まったく正常な心の反応であり、だれもが、同じ状況に立てば、このようになっていきます。
3段目の回復期では
人生は長く続いていると感じ、自分もまだ頑張って生きて行こう、
まだまだ人生の目標は他にもあると思える時期です。
激しい悲しみや苦痛なしに、故人について語れるようになります。
アルバムを開き、故人との思い出を穏やかで優しい気持ちで語り始めることができます。
このような段階は、順に進むとは限らず、行きつ戻りつしたり、2つの段階が一緒に進むこともあります。
二つの心理的プロセスをご紹介しましたが、
このプロセスの中には、自分に当てはまっている段階があったと思います。
そして、今自分が何もやる気が起きなくなっている原因が、このプロセスを辿っていることにあるということも分かったと思います。
それらは、大切なペットを失ったら誰しもに起こる当たり前の反応です。
穏やかに受け入れられるまでに、どれだけの年月がかかるかは分かりません。
焦らずに、無理をせずに、自分を責めないでください。
2、自律神経が乱れているから
人は、極度のストレスに晒されると自律神経が乱れてしまい、
楽しいことが楽しいと思えなくなったり、
今まで美味しいと感じていた食事が美味しくなくなったり
不眠症になどなったことのない人でも、眠れなくなったり
何もやる気は起きず、体はだるくなり抑うつな状態となります。
自律神経は、ストレスと大きく関与しており、
自律神経が乱れると、まともな生活がままならなくなります。
この、大変重要な自律神経が、ペットの喪失によって乱れてしまうことが、
何もやる気が起きなくなってしまう原因となるのです。
例えば、ペットが元気だった頃は、毎日がキラキラ輝いていたし、
食事も好きだった。夜もぐっすり眠れていたと思います。
また、掃除や洗濯も、本を読んで勉強をしたり、ドラマを見たり、友達とランチにいったりなど、何もかもやる気に満ち溢れていたと思います。
しかしこのように、ペットの死に直面してからというもの、
全てが停止してしまったかのように、自分を奮い立たせることができなくなります。
大切な大切な存在を失うことは、誰にとっても大きなストレス要因となります。
ですから、自律神経が乱れている以上、このような症状が起こってくるのは当然ともいえます。
対策としては、ペットロスと向き合い心のケアをしていくことと、
意図的にストレスホルモンを緩和させるための幸福ホルモンを出していくことが有効的です。
3、ペット中心の生活だったから
大切な家族を失うと、その者との関係の中で存在していた自分の役割がなくなります。
今まであったはずの自分の役割がなくなってしまうことで、その空白をどう埋めれば良いのかわからなくなります。
いつもペットと過ごしていた時間が突然奪われてしまうのですから、
何もやる気が起きなくなってしまうのも当然です。
たとえば、大切な家族との役割を例にあげると
妻としての役割であったり、親としての役割などです。
ペットはご飯を用意してもらったりトイレを掃除してもらったり、
ブラッシングをしたり歯磨きをしたりと、
お世話してもらうことがほとんどかと思いますので、
特に過ごす時間が長かった方にとっては、この要因は非常に大きなものになってくるでしょう。
また、ペットを失うことで、空いてしまった時間をどうすればいいのかわからなくなるだけではなく、まるで自分の存在価値を失ったように感じることもあります。
ペットの存在とは不思議なもので、ただそばにいてくれるだけで、幸せにしてくれますし、ペットは私たちのありのままを受け入れてくれるため、自分で自分を認めることができるようにもなるし、自己肯定感も何だか高まる気さえしてきます。
この子には私が必要で、私にもこの子が必要だと思うようになり、深い絆と信頼関係が生まれます。
このような存在がいなくなるのだから、心にぽっかりと穴が空いてしまうのは分かりきっていることと思います。
ペット中心の生活であった以上は、何もやる気が起きなくなっても仕方がありません。
焦らずにゆっくりとでいいのです。
自暴自棄となり、天井をひたすら眺めるのもいいです。
しかし、部屋が散らかっていたり、昼夜逆転してしまったり、
全く栄養を取らないでいることは、
やる気が起きない要因である、
抑うつ状態を悪化させることにつながります。
まずはゆっくりとお風呂につかったり、気分転換に5分でも良いので公園を散歩するなど、苦痛に感じないことから行動してみるといいでしょう。
まとめ
それでは、本日のまとめです。
今回は
『ペットロスでやる気がでない何も手につかない原因3選』
ということについて解説しました。
1.家族の死に対する心理的プロセス」を辿っているから
2.自律神経が乱れているから
3.ペット中心の生活だったから
この3つを紹介しました。
『ペットロスで何も手につかずに』悩んでいた人は、
是非この記事を参考にしてみてくださいね。
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